出版社:辰巳出版

  • ピアノレッスン

    44歳の仁科涼佳は一糸まとわぬ姿で、グラウンドピアノが鎮座した防音室に閉じこもっていた。家にいるのは涼佳だけ。しっとり脂が乗った裸身はまさしく完熟期のそれで、男の劣情を煽り立てる豊艶な色香を漂わせている。どれだけあえぎ声…
  • 夢精人日記

    年老いた加山陽三には忘れられない相手がいる。大学時代に一度も振り向いてくれなかった青田洋子だ。老い先短い陽三は強●してでも身体を奪っておけばよかったと後悔していた。老人性インポテンツになった陽三は、淫夢を見ても最後まで思…
  • 背徳のときめき

    週末の夜、男は満員電車の中にいた。急ブレーキのせいで体勢を崩し、何とか持ち直すと、身体の前面で固定された右腕が何か柔らかいものに触れていた。目の前には、紺色のスーツを着た女性が立っている。ポニーテールの下から覗くワイシャ…
  • こんな官能小説が読みたかった! vol.74

    業界No.1誌『特選小説』が選んだ傑作官能アンソロジー『こんな官能小説が読みたかった!』。vol.74となる今回は、「美熟女、旅先の情戯」というテーマを中心に、全11話の官能作品をお届けいたします。※収録作品『最果ての女…
  • 人妻が女に変わるとき

    30歳の専業主婦の桐畑奈津実は怒っていた。ストレス解消のために大学時代からの親友・竜子と旅行を計画したが、来てみたら不倫の隠れ蓑にされていたのだ。その事実を聞かされたのは夕食の後。激怒して部屋を飛び出し、しばらく経ってか…
  • 大家さんとぼく

    地方都市の私立大学に入学した斉藤裕一は、友達作りに出遅れ、孤独なキャンパスライフを送っていた。オタク趣味もひた隠しにしている。そんな裕一に優しく声をかけてくれるのは、アパートの管理人である皆川由梨ぐらいだった。彼女は大家…
  • やわはだ工務店

    社長の横暴で会社が解散となり、何もかもがイヤになった香田茂は、伊豆諸島の式根島に来ていた。レンタルサイクルで、小さな島にある無料の温泉を回っていく。3つ目の岩場温泉で初めて人と出会った。30歳前後の熟した色気を感じさせる…
  • 縛愛の行方

    32歳のわたしにとって家は気詰まりな場所だった。不況の煽りを受け、リストラされた夫は姑との同居話を持ってきた。実家で暮らし始めると、姑にはこき使われ、夫は助けてもくれない。でも、わたしには行く場所がない。溜まったフラスト…
  • こんな官能小説が読みたかった! vol.75

    業界No.1誌『特選小説』が選んだ傑作官能アンソロジー『こんな官能小説が読みたかった!』。vol.75となる今回は、「昭和美熟女エロス」というテーマを中心に、全12話の官能作品をお届けいたします。※収録作品『モンペの女』…
  • LYRICALLY

    わたしをメチャクチャにしてぇ 「可愛いコと激しくエッチできたら!」と思い願う諸兄の妄想を具現化した究極の1冊 妄想叙情系の鬼才・Cuvieの最新刊!「エッチに興味がある」「彼氏のコトが大好き」「押しに弱い」などなど…男性…
  • 旅の終わりに

    60歳の恩田芳郎は、3月に●校教師を定年退職したばかり。教え子たちがその祝いにと、5月の連休前に同窓会を兼ねた伊豆旅行をプレゼントしてくれた。37年に及ぶ教員生活で芳郎は疲れ切っていて、後悔も多かった。それも教え子たちの…
  • 桃色オフィス

    28歳の人妻OL・田代涼子は震えていた。不倫現場を写真に撮られてしまったからである。夫に相手にされない涼子は欲求不満を同僚にぶつけ、いつしか泥沼の不倫に溺れていた。行動は徐々にエスカレートし、勤務中にまで隠れて抱擁やキス…
  • 結ばれるふたり

    肇は親戚の結婚式で、久しぶりに弟の嫁・紗也子と再会した。彼女は弟よりも18歳年下の30代。とろりとした鴇色の京友禅を着こなしていて、今日集まった列席者の誰よりも美しい。涼やかな一重まぶたにぽってりとした厚い唇が妙に色気が…
  • 開脚!ミセス・チアリーダー

    30代後半の篠山真梨子はスーパーのパート面接に来ていた。夫の会社が倒産してしまい、あちこちのパートを掛け持ちして、生活を支えているのだ。そこで、大学時代に付き合っていた浜田鉄也と再会する。彼はこの店の店長になっていた。当…
  • こんな官能小説が読みたかった! vol.76

    業界No.1誌『特選小説』が選んだ傑作官能アンソロジー『こんな官能小説が読みたかった!』。vol.76となる今回は、「新春官能競艶」と題し、全10話の官能作品をお届けいたします。※収録作品『雪見酒』(藍川京著)、『あなた…
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