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出版社:光文社
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恋めぐり
「抱いて……」。翻訳家・関川章が、深夜の路上で出会った謎めいた美女は、思いもかけない言葉を囁(ささや)いた。女は、岡山県下でも有数の実業家の一人娘・高林梨沙。彼女を追い、東京を発った章だが、梨沙には非の打ち所のない婚約者… -
女の方式
社内でも評判の美女と二人で伊豆の高級旅館で迎えた朝。一度は「触れ合った」、と思った心と心は――(「手遊び」)。「結婚」の二文字をなかなか言い出さない男に、女が迷った末に切り出した言葉(「心火(しんか)」)。 久しぶりに夫… -
乱れ妻
新聞記者の松下大二郎は、医者と妻にすすめられてテニスクラブに入会した。運動不足解消のためである。勤務明けの平日のクラブは、暇な人妻でいっぱい! その一人、金原優子と親しくなり、ホテルへ。松下は、「洗った後で」と言う優子の… -
若夫人狩り
オリオン化粧品総務課長・犬飼雄介は、長身の二枚目で社長夫人・桂亜紀のペット的存在だ。亜紀は自分の主催するティ・パーティで部長や課長の夫人たちがセックスレスの不満に沈んでいることを知った。これでは社業の発展にもひびく。そこ… -
美熟女くずし
吉武源一郎は東京・武蔵野の名門・清涼学園女子大学と、新宿カルチャーセンターで映画論を受け持つ長身のハンサム講師である。一見さわやかな印象だが、実際は好色なテクニシャン。彼に憧れる同僚の若い講師、名家の子女たち、暇をもてあ… -
離婚妻の夜
結ばれて五年後、矢代典子と雅史は愛しながら別れた。性的不満や性格の不一致ではなく、一人暮らしの自由を求めて――。典子は会社に勤め、マンションに住み、密かに愛にも耽る。家と仕事をもつ女に束縛はない。自らも離婚、新しい女性の… -
嵌められた一夜
新入社員の春田信彦は容姿端麗、女子社員の憧れの的。そのうえ天は二物を与えて分身も絶品である。その彼が京都に出張し、間違ってオカマバーに入った。さんざんモテた果てに下半身の下検分が――。「きゃー、すごい」の感嘆のあと、彼に… -
真昼の秘めごと
「ああ、抱きしめてほしい。資料室なら空(あ)いてるわ」。節子が雑誌や新聞で知る‘オフィス・ラブ’を自分が体験しようとは!? ゆきずりの恋、セックスペット、レズビアン、不倫……と人間の周囲には様々な性愛がある。「小説現代」… -
人妻上司
「あの色情日記を入手せよ。会社が強請(ゆす)られる」と住倉化粧品の田口政民副社長は吼えた。職場は女の園である。調査担当の沢野佳澄総務部長も人妻だ。社命は好色な砂月芳弘総務課長に下る。日記の中身は、ある女子社員の依頼で私立… -
五欲の海
海を見て育った少年・深津圭介(ふかつけいすけ)は、大学進学のため東京にやってきた。新生活への期待と不安に大きく胸を膨らませて――。新居での、年上の女性との初々(ういうい)しい出会い。美しく変貌した同級生との再会。先輩女子… -
人の妻
大和化学の谷原健吾課長は脂の乗り切った40歳。「趣味は人妻」と公言するが、誰も信じない。この盲点を衝いて、彼は実践する。夫が出張中の亜佐美、●校生人妻の早苗、パートの清美……と悦楽の女(ひと)が続々と出現! ところが取引… -
人妻教習生
団地に近く、生徒の大半が人妻という自動車教習所の教官・本田新介。路上教習で文字どおり手取り足取り教えているうちに……危ない「課外実習」でも、見事なハンドルさばきとテクニックの冴えを披露する本田は、人妻教習生たちの人気ナン… -
人形あそび
あたし、色白のよく目立つ女子●校生なんです。お尻やお乳なんか、発達がよくて、お乳がゆさゆさ揺れちゃって。あの日も、いつものように電車で下校する途中だったんだけど、四十すぎのサラリーマン風の男性にさらわれちゃって……。でも… -
時代まつり
雅やかで妖しい古の都、京都。彷徨う魂を鎮めるかのように繰り広げられる数多の「まつり」。再び出会うことを運命づけられた人々は囃子に誘われる。男を裏切った祇園の元・舞妓、理不尽な理由で結ばれなかった男女、ふたりの女とひとりの… -
人魚あそび
穴吹礼太郎、四十歳、公認会計士、事務所は新宿。「唯一の趣味はおんな」と公言する穴吹には、最高の立地だ。おまけに、オチる女の見極めが抜群。きょうも、ネオンきらめく街を艶かしく泳いでいる「人魚」たちに急接近。巧みに愛のフルコ…